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「妻に褒められるのが一番幸せ」愛妻家の一面も

ソン・ガンホさん:
(是枝監督は)個人的にとても尊敬している監督でしたので、オファーをいただいた時には、本当に感動しました。

 

ソン・ガンホさん、実は愛妻家の一面もあるといいます。
過去のインタビューでは、「妻に褒められるのが一番幸せ」「妻の話は99%反映される」と明かしていました。妻が第一という愛妻家ぶりを告白しています。

ーーソン・ガンホさんにとって、奥様はどういった存在なのでしょうか。

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ソン・ガンホさん:
妻が第一とすることによって、ご飯がおいしく食べられます。
妻は実は、私のファンだったんです。

古市憲寿さん:
いま、日本のテレビなので、奥様はテレビをみることができないと思うので、もっと自由にお話されていてもいいと思います。

ソン・ガンホさん:
実は、きょうもホテルからこの放送を見ています。

「1時間前に現場入り…」是枝監督も驚くソン・ガンホの“こだわり”

是枝監督とソン・ガンホさんとの強力タッグが実現した「ベイビー・ブローカー」ですが、
その撮影現場で、是枝監督も驚く出来事があったといいます。

是枝監督は、当日の撮影分はその日のうちに編集、翌日の撮影前に、スタッフに編集した映像を見てもらい、共有するという手法をとっているそうですが、それを知ったソン・ガンホさんは、編集映像を見せてもらうために、毎日、撮影の約1時間前には現場入りしていたといいます。
さらに、監督の編集を最大限尊重しつつも、「別のテイクもどうだろう?」「もしよければ比較してみて」と提案することもあったそうです。

是枝監督:
僕が韓国の言葉のニュアンスまでは、わからないと言うことがあったので、その部分も含めてフォローしていただいた。
僕がつないだものを尊重していただきながら、お昼ご飯の時に「もう一つよいテイクがあると思うから、それともう一度比べて見てほしい」というようなご提案をいただきました。そのように、二人で答えを見つけていくという作業が、僕にとっては、とても助けになりました。