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水谷氏「彼女が何を言ってるのか、ちっともわからん」

 水谷氏に事実確認を求めると、「全くのウソ」と言い、こう説明した。

「鎌倉駅で夜回りはしたことはないし、あそこはその必要のない場所です。あの辺で子供たちに危険がある場所といえば、藤沢ですよ。

 私はこれまで横浜、新宿、渋谷を中心に20万人から30万人の子供に声掛けを行ってきました。もしかしたら、その中に彼女がいるのかもしれない。でも、私は声掛けをして保護が必要だと思ったときには、まず100%警察に渡します。家出をしてきた子を親の許可なく、家に連れて行ったり泊めたりすれば、誘拐になります。当然、子供を襲ったりしたことはないし、逮捕されたこともありません。彼女が何を言ってるのか、ちっともわからんというところなんです」

銀座のクラブのママでもある(本人インスタより)

 水谷氏が彼女の発言を知ったのは、7月5日の深夜。これまで世話をしてきた子供が、こんな発言をしている人がいると知らせてきた。

 そして水谷氏は河西氏を名誉毀損で訴えることを決めたという。

「私自身はビクともしません。ただ私のところでリストカットや薬物をやめようと頑張っている子たちの動揺がひどい。うちの事務所はそういう子供たちの相談を受けている場所なので、これで子供たちが相談できなくなったら、その子たちの命に関わる。だから訴えることにしました」

河西氏「水谷さん?という方は知りません」

 河西氏に本当に水谷氏による“押し倒し”があったのか尋ねると、こう回答があった。

「夜回り先生とは言いましたが、本人がそのように語っていて水谷さん?という方は知りませんし私はその方の名前出してません。知らないのですから。夜回り先生とはその人を指すことになりません。現在、顧問弁護士と相談して同じ回答です。もし勝手に記事に書かれた場合こちらも法的措置を取ります」

 つまり、声を掛けてきた人間が「夜回り先生」と名乗っていただけであり、水谷氏のことは知らず、演説で名前も出しておらず、自分が発言した「夜回り先生」が水谷氏のことを指しているわけではない、というのだ。

高校教諭時代の水谷氏 ©共同通信社

 一方、水谷氏は、

「それは多分裁判では通用しないでしょう。『夜回り先生』と呼ばれているのは僕しかおらず、“夜回り先生”水谷修としてテレビにも出ていますし、本も何冊も出版している。こちらは淡々と裁判にしようと思っています。7月19日に東京地裁に訴状を提出する予定です」

 件の河西氏の演説は、同党から比例区で出馬した工学者の武田邦彦氏の名前を取った「武田邦彦の声」というユーチューブチャンネルで13日現在も配信されている。

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