フィジーへの直行便が復活
かつてエア・パシフィックという航空会社があったことをごぞんじだろうか。1998年から2009年にかけて、成田と関空からフィジーのナンディまでの便を飛ばしており、リゾート愛好者に人気があった。その後、フィジー・エアウェイズと社名を変更した同社の直行便が2018年7月3日に成田~ナンディの直行便を週3便で就航させる。往復総額で最安値は5万6000円ほどなのだが、実はお盆などのピーク時で約6万6000円ほどと、さほど料金が変わらない。ちなみにフィジーまでの往復とほぼ同額でオーストラリアのシドニーやニュージーランドのオークランドまで往復することもできる。たとえば8月10日(金)の夜に成田発、8月19日(日)に成田着は以下のとおりだ。
https://www.skyscanner.jp/transport/flights/tyoa/nan/180810/180819
フィジーからサモア・トンガ・バヌアツなどへのアクセスの利便性も向上しそうだ。ちなみにあまりに知られていないがフィジーの人口の約半数はインド系の住民ということもあり、カレーがおいしい国でもある。
バリの旅行が半額に?
2017年11月末にアグン山が噴火し、一時空港が閉鎖となったバリ島は観光客が減少し、大きな打撃を受けている。そこでインドネシアの観光大臣が観光促進のため、新年のころにバリ島に訪れる観光客に対して資金援助を行い、40~50%引きを行うことを明らかにした。この割引が何に適用されるのかなど、詳細は明らかになっていないが、おそらくホテル代などと推定される。
Bali offers up to 50 percent discounts to tourists: Minister
ちなみに日本人で使っている人は多くないだろうが、ガルーダ・インドネシア航空のエコノミークラスの特典を利用してバリ島に行く場合、通常の半分のマイル数ですむことも発表されている。
Enjoy a 50% Redemption Discount When You Book Tickets to and from Bali
ちなみに火山活動はいまだに収束したとはいえないが、ジンバランやヌサドゥア、ウルワトゥなどをはじめ、バリ島の南部に滞在するかぎり、火山のリスクはほぼ無視できるといってもよい。
問題は火山灰によって再び空港が閉鎖される可能性があること。そのため、多少帰国日が遅れてもかまわないという時間に余裕がある旅行者におすすめしたい。ちなみバリ島からジャワ島まではフェリーで約30分程度。バリ島の空港が閉鎖したとしてもジャワ島にわたり、そこから帰国することも一応可能ではある。
日本からバリ島への直行便は、これまでガルーダ・インドネシア航空が独占していたが、2017年5月にインドネシア・エアアジアXが就航した。セール時には成田~バリ島往復の航空運賃は約2万円とこれまででは考えられないほど低価格となっている。
お盆のパリが往復8万円!
かつて夏のピーク時のヨーロッパ行きといえば下手すると20万円近くする高嶺(高値?)の花であった。しかし、その状況も変わりつつある。たとえば2018年の夏にヨーロッパ行きはアエロフロート・ロシア航空が安い。たとえば8月10日(金)成田発・8月19日(日)成田着のモスクワ経由パリ往復が約8万円である。もちろん空港使用料や燃油サーチャージなどをすべて含んでこの金額である。
https://www.skyscanner.jp/transport/flights/tyoa/pari/180810/180818
この航空券、2017年秋にはさらに安く、7万円程度であった。これからさらに値上がりする可能性が高いので、2018年の夏はぜひパリでという方はいまのうちに購入することをおすすめしたい。ちなみにパリ以外のヨーロッパ主要都市へも安い。