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山上容疑者の量刑は…

加藤綾子キャスター:
元首相を銃殺するという社会的にも影響が本当に大きい事件だと思うのですが、山上容疑者はどれほどの罪に問われることになるんでしょうか。

 

住田裕子弁護士:
元首相は、これだけ世界にも存在感を示し、日本として歴代最長の内閣総理大臣で、すばらしい大きな存在だった。この方を拳銃で、自分の作った威力の高いもので殺すというのは最悪の事態ですから、よく死刑ですかって言われるんですが、実は強盗殺人でも何でもなくて単純殺人という言い方をするんです。そうすると、なかなか一人で死刑ということはあまり例がないと思うんですよね。ただし、この重い罪に対して、今回のポイントは私は動機だと思うんですね。今回、動機については、いろんな形が出てきそうですよね。

 

加藤綾子キャスター:
供述では宗教団体に母親がのめり込んでいたことを挙げていて、その宗教団体側も破綻していたことは知っていたということなんですけれども、事件の背景にこういったことがあったとしても、社会的責任も問われないということなんですか。

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住田裕子弁護士:
いえ。絶対にそういう意味では大きな問題があって、動機に酌量の余地があって、少し緩くなるかなって軽くなるかなということで、これからそういう意味で責任能力を問うための精神鑑定が始まりますから、その辺が量刑について大きなポイントになると思います。

(「イット!」7月13日放送分より)