昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

genre : ニュース, 社会

20代女性の強制性交 加害者は学生バイト

 こうした規律の緩みが一因なのか、開会式を目前にして、大学生バイトによる事件も起きている。7月18日、警視庁組織犯罪対策2課は、ウズベキスタン国籍の大学生ダヴロンベク・ラフマトゥッラエフ容疑者(30)を強制性交の疑いで逮捕した。閉会式のリハーサル後、当日知り合った20代の女性相手に犯行に及んだという。

「容疑者は都内のホテルに宿泊しながら、会場内のプレスセンターで食事を提供するアルバイトをしていました。愛知県内の大学を休学していましたが、10月までの在留資格を持っていたようです。ただ警察発表時には、愛知県の住所も確認が取れていませんでしたし、いつから都内にいたかもわかっていなかった。そんな素性もよくわからない『大学生バイト』を関係者として会場に入れていたわけです。管理体制が甘いと言わざるをえません」(全国紙社会部記者)

選手村 ©️文藝春秋

「自宅住所なんて簡単に誤魔化せる」

 別の大学生バイトは、「事件は起こるべくして起きた」と語る。

「先輩から紹介されて、バイトへの参加を決めました。コロナ禍ということもあって説明会すらなく、社員と顔を合わせたこともありません。自分の場合は、事前に派遣会社に自宅住所を伝えるように言われましたが、メールで申告するだけですし、住所なんて簡単に誤魔化せます。

「自分が担当している現場だと、千葉や埼玉、群馬に住んでいると申告すれば、早朝シフトが入った場合には、会場近くのホテルに無料で宿泊できます。『ホテル暮らしを楽しみたい』と住所を偽って記入した大学生の知り合いもいます。

 給料にしても受け取り時に明細が発行されることもなく、雑に名前が書かれた茶封筒に現金が入っていました。管理なんて本当に適当ですよ」

給料が入れられていた茶封筒(五輪バイト経験者)

 五輪招致の際に世界にアピールした「おもてなし」の杜撰な実態が今回明らかになった。無事に「感動のフィナーレ」を迎えることはできるのだろうか。

この記事の写真(7枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー
z