2022年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。皇室部門の第3位は、こちら!(初公開日 2022年1月2日)。

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 1月1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」が行われ、天皇皇后両陛下は皇族方や三権の長、各国大使らから祝いの言葉を受けられた。

新年をお迎えになった天皇ご一家 宮内庁提供

公務デビューで堂々とした振る舞いをなさった愛子さま

 この日、両陛下の長女・愛子さまは、初めての公務として新年祝賀の儀に参列された。宮殿「松の間」に入られる際、愛子さまは皇后雅子さまに続いて歩を進められた。すっと背筋を伸ばされ、真剣かつ引き締まった表情をなさっていた。成年行事と同じく、上質なシルクで仕立てられた潔いホワイトのローブ・デコルテ姿は若々しく、とてもお綺麗だった。愛子さまは公務デビューながら、動じずに堂々とした振る舞いをなさっていて、両陛下のご長女としての風格を示された。

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1月1日、新年祝賀の儀であいさつを受けられる天皇皇后両陛下。愛子さまも成年皇族の初公務として参列された ©共同通信社

 昨年、愛子さまは初公務に先立って、大正天皇の命日にあたる12月25日に皇居・宮中三殿での宮中祭祀に初めて臨まれた。オフホワイトのロングコートと同じ色の帽子をお召しになっていたという。雅子さまは御所でご遙拝、お慎みになり、12月28日に収録されたという「新年ビデオメッセージ」へのご準備に注力なさっていたのかもしれない。新型コロナウイルス感染症で亡くなった人々への哀悼の意を示され、感染拡大を憂慮し、国民をねぎらわれた天皇陛下のおことばに続いて、雅子さまは年末からの寒波にまつわる気遣いのおことばを述べられた。