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筒香嘉智選手と相撲を取り、濵口遥大投手からヒットを打った…芸人・渡部おにぎりのベイスターズ自慢話

文春野球コラム ペナントレース2022

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 どうもはじめまして。

 渡部おにぎりです! 僕はワタナベエンターテインメントという事務所に所属しているお笑い芸人です。普段『金の国』というコンビで活動してまして、コントを主にやっています。

 最近は、ちょっとずつですがテレビにも出させて頂いておりまして、少し前のR-1グランプリでは決勝にもいかせて頂きました! すみません。軽く自慢しちゃいました(笑)。

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筒香選手、アメリカに行っても、ずっと応援しています! ©金の国・渡辺おにぎり

僕とベイスターズの最初の思い出

 そんな僕は小学校2年生の時から大学2年生までの13年間ずっと野球をやってきました。

 生まれた時から横浜に住んでいたので、その影響もあり、僕は野球を始めてすぐに横浜ベイスターズのファンになりました。それ以来ずっとベイスターズが大好きで今でも大好きなのです! ファン歴21年目です!

 今まで特に何かに熱中したりハマったりする事が無かった僕ですが、小学2年生の時に親の繋がりで近所の少年野球チームに入る事になりました。そこから野球にどハマりしてしまい、毎日野球をやる日々でした。

 そんなある日、父親からプロ野球の試合を見に行こう!と言われ、今までテレビでしか見た事なかったプロ野球に初めて連れていってもらったのです。

 近かったからというのもあり、当然横浜スタジアムに行く事になりました。初めての横浜スタジアム。ライトスタンドのゲートをくぐり、見た光景は小学生の僕には表現しようのないほど美しく、広く、感動したのを今でも覚えています!(今でも表現出来ないけど……)

 そんな凄い所で試合をしている選手達が本当にカッコよく見えました。僕はライトスタンドで応援してまして、その時のライトを守っていたのが、田中一徳選手でした。イニング間のキャッチボールを終え、スタンドを見てボールを投げようとしていました。スタンドでグローブをはめて、キラキラした目で田中選手を見ていたプックラした少年渡部と目が合いました。(当時から太っちょでした)

 田中選手が僕に向かってボールを投げてくれて、そして僕がキャッチしたのです!

 初めて試合を見に行ってボールを捕る事に成功した僕はもう大はしゃぎでした!!! 試合もベイスターズが勝ち、大喜びの僕はこの時、横浜ベイスターズのファンになりました。そして、この時にいつかベイスターズに入ってこの横浜スタジアムで試合をするという夢も出来ました。

内川選手の前で夢を発表した日

 これが僕とベイスターズの最初の思い出。始まりです。その後も年に何回もスタジアムに足を運び観戦しました。石井琢郎選手や、鈴木尚典選手に憧れました。中根仁選手の引退試合で最後の打席で痛烈なレフトライナーを打ったのは今でも鮮明に覚えております。

 もうこの頃の僕は毎日ベイスターズの事ばかり考えていました。夏休みの自由研究ではベイスターズの選手が載ってる新聞を切り抜いてノートに貼るベイスターズ日記を作ったのも今では良い思い出です。(あれまだ家にあるのかな?)

 小学4年生の時に将来の夢を書き、それを発表する会がありました。体育館に生徒が集められ、発表会が始まりました。先生が「本日スペシャルゲストが来ています!」と言うと、後ろの扉からユニフォームを着た人が出て来たのです。

 なんと! なんと! 当時ベイスターズにいた「内川聖一選手」だったのです!

 本当に感激しました。憧れのベイスターズの選手が僕のいる学校に来てくれたのです。「内川選手の前で誰か夢を発表したい人?」という先生の号令に僕はすぐ手を挙げました。そこで僕は「将来プロ野球選手になってベイスターズに入って野球をしたいです!」と伝える事が出来ました。内川選手も「素晴らしい夢です。君もたくさんたくさん努力していっぱいご飯食べて大きくなっていつか一緒に野球しましょう!」と言ってくれました。なんとも幸せな時間だったのを覚えています。(ちょっと食べ過ぎたかも(笑))

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