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“就活”に精を出すコーチの姿が目立ち始めた

「井上コーチは中日一筋で、中日でチームメイトだった矢野監督に請われて阪神へきた。藤井コーチは、現役時代はオリックス。関西創価高校のコーチをしていたところ、昨オフ、監督から声をかけられて入閣した。阪神とは縁が薄い」(同前)

 V逸すれば、責任を問われそうなコーチもいる。

「監督と釣り仲間だったことが縁で引っ張られた北川博敏打撃コーチや、拙守を修正できなかった久慈照嘉・藤本敦士両内野守備コーチも首が寒い。最近、他球団の首脳陣とグラウンド内で親密に会話するなど、“就活”に精を出すコーチの姿が目立ち始めた。あるコーチは、評論家時代に世話になったテレビ局関係者に『来年からまた頼む』との連絡を秘密裏に入れたことがベンチ内に広まり反感を買った」(前出・関係者)

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 では、この原因を作った矢野監督はというと……。

©共同通信社

「まったく関与しようとしておらず、コーチ陣からは『見捨てられた』と嘆き節も出ている」(同前)

 8月には8連敗も喫した阪神。選手たちはコーチ陣を見て、「来年の去就が決まらんからな」「俺らは年俸を上げることを考えよ」と苦笑いをしていたという。