8月27~28日に放送された「24時間テレビ45」(日本テレビ系)で、嵐の相葉雅紀(39)が訪問した沖縄県宮古島の動物愛護団体が、近隣住民と深刻なトラブルになっていることが「週刊文春」の取材でわかった。
この動物愛護団体は、中原絵梨奈氏(36)が代表を務める「宮古島SAVE THE ANIMALS」(以下、MSTA)。中原氏は宮古空港から車で10分ほどの畑に囲まれた地域に1000坪の広大な土地を購入し、2019年にMSTAを設立。宮古島の犬や猫の保護活動を行い、現在は合わせて100頭ほどを保護している。
日本テレビは2019年3月放送の「天才!志村どうぶつ園」でMSTAを初めて紹介。同年5月の放送回で相葉が訪問し、中原氏とともに保護した犬にトリミングを施した。今回の「24時間テレビ」では、里親に譲渡されていたその保護犬との再会を果たしている。相葉は計4回、MSTAを訪問しており、日本テレビは「志村どうぶつ園」や後番組の「I LOVE みんなのどうぶつ園」などでその様子を放送してきた。
MSTAの元スタッフが語る。
「テレビで紹介されたことで寄付が増えました。ペットフードが支援者や企業から提供され、集まる寄付金はほぼ毎月、100万円を超えています」
しかし、MSTAは設立当初から複数のトラブルを抱えていたという。近隣住民が語る。
「近隣への説明もないまま開設され、突然、多数の犬の鳴き声が響き渡ったのです。地域のごみ捨て場には大量の糞も捨てられ、清掃員が掃除していました」
最初は50頭程度だった保護動物はみるみる増え、一時は150頭以上に。
「有志の近隣住民10名ほどで、説明を求めてMSTAを訪問したが、折り合わなかった。そこで保健所や市役所に間に入ってもらい、2020年1月に話し合いの場を持ちました。その際、中原さんは『年内に今いる犬猫を譲渡して、施設を閉鎖する』と約束したのです」(同前)
だが、その後もトラブルが続出した。