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安倍元首相と統一教会の「原点」を示す文書を発見

安倍元首相と統一教会の「原点」を示す文書を発見

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反ジェンダーの動きをはじめた統一教会

 こうした“安倍派”の動きと連動するように反ジェンダーの動きをはじめたのが統一教会であり、その活動の一端を示したものがUPFの「21世紀 世界平和の為の 日本女性指導者セミナー」だったということになる(山谷事務所は「文藝春秋」の取材に「セミナーの存在は存じあげておりません」と回答した)。

冊子の裏表紙にはUPFのロゴが明記されている(「21世紀 世界平和の為の 日本女性指導者セミナー」のために作成された冊子より)

 安倍や山谷と統一教会の直接の接点はまだ不明ではあるものの、この時点ですでに「お互いの思想に共鳴し合う“共鳴関係”にあった」と鈴木氏は指摘する。

 実際にこの共鳴関係は、その後「協力的なものへと発展していたことがうかがえる」(同前)。安倍氏はこのセミナーのあとに開かれたとみられる2006年5月のUPFの「祖国郷土還元日本大会」(福岡市)にも祝電を送り、2010年8月には、当時統一教会松濤本部・拉致問題担当委員長だった梶栗正義(現・UPFジャパン議長)が議員会館に安倍を訪ねているからだ。そしてこの関係は、暗殺事件へとつながって行く……。

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山上徹也容疑者 ©共同通信社

 安倍元首相と統一教会との関係の原点を掘り起こし、暗殺事件にまで深くかかわるUPFとの因縁を解き明かす鈴木エイト氏のレポート「統一教会“安倍派工作”内部文書」は、「文藝春秋」10月号(9月9日発売)に8頁にわたって掲載されている。

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