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母と共に信仰を捨て、朴氏から離れたサム氏
自らの出自の秘密と「真の家庭」の矛盾を知ったサム氏は、母と共に信仰を捨て、朴氏から離れた。アメリカ在住のサム氏は85歳になった病身の母を看病しながら暮らす。安倍元首相の殺害と、統一教会批判が高まる現状について尋ねた。
「絶対に許されない犯罪です。同時に、この悲劇を防げなかったのだろうかと考えます。統一教会に人生を壊された同じ立場の者として、できれば山上徹也容疑者に厳しい刑を科さないで欲しい。彼と同じように苦しんでいる2世信者が大勢いると知って欲しいし、彼らを救うために立ち上がって欲しいと思います。
日本人の信者は一刻も早く教団から出て下さい。韓国人の幹部は日本を愛していないし、あなたたちのことなど少しも考えていない。お金、若さ、優しい心を利用しているだけです。
統一教会は日本にとって、北朝鮮と同じ脅威です。北朝鮮は核とミサイルを持ち、統一教会はマインドコントロールという武器を使うのです」
サム氏について統一教会は「韓国家庭連合の草創期に入会し、米紙ワシントンタイムズ社長や韓国文化財団理事長などを歴任した朴普熙氏の3男です」と回答している。
9月9日発売の「文藝春秋」では、サム氏のインタビューを掲載。また信者たちが「真の家庭」と崇拝する文鮮明ファミリーの実態をレポートする。
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