文春オンライン
〈DM入手〉ブランド品で「半年で12%の利益」エンリケに今度は出資法違反の疑いと返金トラブル

〈DM入手〉ブランド品で「半年で12%の利益」エンリケに今度は出資法違反の疑いと返金トラブル

note

 関西在住の30代女性・Mさんも、同じ流れで契約を結び、お金が戻ってきていないと嘆く。最初に400万円を振り込んだところ、その後も、次々とラインで投資の提案が来たという。〈今回に限り通常から4%上乗せした金額でのご案内です! 5/9までの着金→8/15に10%上乗せした金額をお振込とさせていただきます〉。Mさんは、さらに70万円を振り込み、総額は470万円に及ぶが、こちらも期日を過ぎても支払いがない。

出資法違反、詐欺罪になる可能性も。エンリケの回答は…

 投資トラブルに詳しい杉山雅浩弁護士が指摘する。

「不特定多数に対し、実質的に元本保証をし、買戻しの約束をしていたとすれば、出資法違反(預り金の禁止)の可能性が高い。この場合、3年以下の懲役、300万円以下の罰金です。また、実際にブランド品の売買がされていなければ詐欺罪に問われ、10年以下の懲役となります」

ADVERTISEMENT

エンリケが経営するシャンパンサロンの公式ホームページより

 エンリケはどう答えるのか。質問状を送ると、12%上乗せした価格で商品を買い取る案内を出したことや、返金できておらずトラブルになっていることを認めた。出資法違反との指摘については、「対象者との契約はあくまで売買であり、当社としては売買代金の支払い義務を負っており、その支払い義務の履行自体は法律及び契約上当然行わなければならない趣旨を説明しているに過ぎず、出資法で禁止されている元本保証には当たらないと認識しております」と回答した。

 エンリケが経営する東京・銀座のシャンパンバーでは、6月末に“飲み要員”として手伝いに来た男性が、酔った後に更衣室に長時間放置され、死亡していたことを「週刊文春」が先月報じている。目下、警視庁が保護責任者遺棄容疑で捜査を続けており、その行方が注目されている。

 9月7日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および9月8日(木)発売の「週刊文春」では、期日までの支払いがなく被害を訴える人たちの肉声、エンリケ側とのやり取りをさらに詳しく報じている。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

〈DM入手〉ブランド品で「半年で12%の利益」エンリケに今度は出資法違反の疑いと返金トラブル

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー