京急品川駅構内の「立ち食いそば」でサヨナラの一杯を…「カリーまぜそば」はかなりスパイシーな味わいだった

「わかめかき揚げ」（140円）は食べ始めは軽めで、玉ねぎとの相性がなかなかいい。これもいいアイデアである。そしてこちらのつゆは出汁がよく利いた口当たりのよいやや甘めの味でアツアツである。麺も生麺茹で立てでコシもしっかりしてうまい。

変わりゆく品川に別れを告げる「えきめんや」

　9月15日、「えきめんや品川店」は閉店する。それ以降、もっとも東京に近い「えきめんや」は京急川崎駅構内、そして次が京急横浜駅北口改札内ということになる。

　品川駅の京急本線の駅地平化や西口地区の再開発、そして将来のリニア新幹線駅などの大型再開発目白押しで閉店も仕方ないのかもしれない。しかし、再開発完了後は必ず再開をお願いしたい。なんなら工事中の駅構内に仮設店舗で営業してもらいたい位である。

　余談だが、渋谷駅で40年にわたり営業してきた「本家しぶそば」は2020年9月13日、渋谷駅周辺の再開発に伴い閉店したのも記憶に新しい。私鉄立ち食いチェーンの基幹店は受難の時代に突入したのだろうか。そうなると二度あることは三度ある。再開発が進む新宿西口にある「箱根そば本陣」も心配だ。杞憂に終わることを祈るばかりだ。

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