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《ついに初公判》《大阪カラオケパブ刺殺》“天満の田中美保”と呼ばれた人気者がメッタ刺しに「執拗にからまれていた」

《ついに初公判》《大阪カラオケパブ刺殺》“天満の田中美保”と呼ばれた人気者がメッタ刺しに「執拗にからまれていた」

genre : ニュース, 社会

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 文春オンラインが2021年6月17日に報じた、大阪のカラオケパブで稲田真優子さん(25)が刺殺された事件。今日、宮本浩志容疑者(57)の初公判が大阪地裁で始まった。

 公判の冒頭で「判決は死刑をお願いします」と異例の供述をした宮本容疑者。稲田さんの身に一体何が起きたのか。真相解明の一助になることを願い、当時の記事を再公開する(初出2021年6月17日、肩書き、年齢等は当時のまま)。

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 6月14日、大阪・JR天満駅近くでカラオケパブ「ごまちゃん」を経営する稲田真優子さん(25)が遺体で発見された。天満駅付近は緊急事態宣言中でも若者を中心に人が多く集まる飲食店街で、事件現場となった「ごまちゃん」は、ガールズバーやラウンジが多く入ったビルの一角に店を構えていた。

カラオケパブ「ごまちゃん」の入ったビル 現在も警察の捜査は続いている Ⓒ文藝春秋
亡くなった稲田真優子さん

「11日の夕方に、稲田さんが出勤する姿がビルの防犯カメラに映っていました。その後はビルから出る姿が確認されていないため、出勤後に何者かに殺害された可能性が高い。首の右側と左肺を貫通するほど深く刺されていて、死因は失血死。腕には抵抗した際に身を守ろうとしてできたと見られる防御創も残っていた。他にも全身10数カ所の切り傷があり、強い殺意を持っていたと思われます」(社会部記者)

夢だった「自分の店」を持ってわずか5カ月

 遺体の第一発見者は稲田さんの知人。この知人は稲田さんと数日前から連絡がとれないことを心配して、14日の朝に店を訪れた。店は施錠されていたため、ビルの管理人と一緒にカギを開けて中に入ったところ、血まみれの稲田さんが倒れていたという。

現場となった「ごまちゃん」が入ったビル Ⓒ文藝春秋

 稲田さんが「ごまちゃん」をオープンさせたのはコロナ禍まっただなかの2021年1月。それ以前は天満駅から近いカラオケバーに4年以上勤めていた。そのカラオケバーを昨年7月に辞め、夢だった自分の店をオープンさせてから、わずか5カ月で惨劇の被害者になってしまった。

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