竹内 これまではアナウンサーという立場で、出演者の方々の邪魔にならないように番組の進行に携わっていました。だけど今は私もひとりの出演者として、「竹内由恵」というキャラクターを前面に出せるのが楽しいです。
自分を出すようになったことで、最近は批判されることも圧倒的に増えました。ただ、私は番組を盛り上げるためなら悪役になってもいいと思っています。
もちろん自分のことを良く思われたほうが嬉しいですけど、それよりも大事なのは、視聴者の方々にエンターテイメントとして番組を楽しんでもらうことだと感じていますし、それを目指したいです。
今はアナウンサー時代より開放的な生き方に
――ニッポン放送のPodcast番組『竹内由恵のT-Times』では、メインパーソナリティに挑戦されています。
竹内 『T-Times』では起業家や経営者の方々にお話を伺っていて、それがすごく面白いです。正直、今までは自分の業界の仕事にしか興味がなかったんです。アナウンサーとして結果を出したいという思いだけでずっと突っ走っていたので、視野が狭くなっていた。
でも今はPodcastを通じて、いろいろな業界のお話を聞くことができています。これまで自分がいたのは、限られた世界だったことを痛感しています。
――以前の配信で、「いつか海の近くにカフェを開きたい」と言っていましたよね。現在もその夢は継続中ですか?
竹内 今もカフェを開くのが夢のひとつです。その夢を叶えるために、自宅でコーヒー焙煎の練習をしています(笑)。
とはいっても、タレントとしての活動も楽しくてやりがいを感じているので、需要がある限りは続けたい。いつか、芸能活動とカフェの経営を両立できたらいいですね。
――すてきな夢ですね。
竹内 夢はいくつあってもいいと思うんです。どれかひとつが行き詰まったとしても、ほかの夢を目指せる状況のほうが気持ち的にも楽なんでしょうね。
今はアナウンサー時代より開放的な生き方になったし、選択肢も多い。これからもっといろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
撮影=釜谷洋史/文藝春秋
INFORMATION
『竹内由恵のT-Times』
毎週木曜日 お昼12時に、ニッポン放送Podcast Stationから配信中。
詳細は番組ホームページをご確認ください。
https://www.1242.com/tytimes/
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。