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 中西は加入後即センターへ抜擢されるなど大きな期待を受けていたが、加入前に個人撮影モデルとして活動していた時期のSNSや写真が次々SNSに投稿され、“パパ活疑惑”まで浮上した。岡本は未公開だった楽曲映像や他の5期生メンバーが映った動画や写真をSNS上に流していたことが問題になった。

乃木坂46加入前の活動がファンから問題視された中西アルノ

 坂道グループでは「加入前の行動は不問」と公式発表されているが、中西・岡本の件は批判が収まらず、結局2人とも加入早々に活動自粛を余儀なくされた。

『Actually...』の特典として封入の写真での岡本姫奈

「乃木坂の中西騒動に比べれば日向坂に加入した清水の“彼氏疑惑”はそこまで大事にはなっていません。“パパ活”と彼氏ではファンの反発も当然違いますし、“慣れ”もあるでしょう。それでも清水の件がなかなか沈静化しないのは、日向坂というグループがこれまでスキャンダルと無縁だったからこそ。しかも清水と同級生の交際は日向坂加入決定後も続いていたと言われており、ファンの強い拒否反応を誘いました」(同前)

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「坂道グループのオーディションの素行調査はほとんどザル」

 中西・岡本の騒動はつい半年前のことであり、日向坂が新メンバーを募集するにあたって徹底した“身体検査”が行われてもおかしくないが、とある坂道グループの関係者は「問題が起こるのも当然」とこぼす。

「坂道グループのオーディションは、世間の注目度の高さの割に素行調査はほとんどザルで、せいぜい合格者の名前を簡単に検索する程度。審査に提出する書類にはSNSのアカウントや彼氏の有無を記入する欄もありますが、自己申告なのでまともに機能しているとはいえません。オーディションでわざわざ不都合な情報を記入する子はいませんからね(笑)」

SNSでは「市立船橋高校のチアで目立っていた可愛い子」では、との声も(ツイッターより)

 そもそもアイドルグループの新メンバー募集においては、どんなことがチェックの対象になっているのだろうか。他の大手アイドル事務所関係者に取材を進めると、坂道グループの“特異性”が浮き彫りになった。

「メンバー募集で最大のリスクは、実は彼氏やSNSよりも『すでに別のグループに所属していて引き抜き問題で他の事務所ともめること』なんです。芸能界の掟として引き抜き行為は絶対NGですからね。坂道グループはメンバー募集の条件として『事務所に所属していないこと』が入ってはいますが、いったん前の事務所を抜けていればOKということにして、実際は地下アイドル出身者などが大勢いるのは周知の事実です。過去には合格後に別事務所への所属が発覚して内定が取り消された人もいたそうですし、坂道グループも“引き抜きリスク”については他のアイドルと同程度に気をつけていると思います」