2010年代後半からはじまったといわれている第二次キャンプブーム。以来、キャンプ人口は増え続けており、ファミリーキャンプのみならず、ひとりで行うソロキャンプや、テントの設営、食事の用意をしなくてもいいグランピングなど、キャンプの方法も多様化している。
キャンプを愛する人が増えるのは喜ばしいことだが、そのなかにはいろいろな意味で“ヤバいキャンパー”もまぎれているという。
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爆音でラップの曲が流れているコテージ
コロナ禍をきっかけにソロキャンプデビューを果たした森山悟さん(仮名)は、今年の夏に迷惑なキャンパーに遭遇し「度肝を抜かれた」と話す。
「8月の終わり頃、首都圏にあるキャンプ場にソロキャンプに行きました。テントを設営して、夕方頃、炊事場に水を汲みに向かったんです」
そこは、テントを設営して宿泊するフリーサイト以外に、大人数で利用できるコテージもあるキャンプ場だった。家族連れも多く、夏休みのにぎやかなムードが漂っていたが、1軒だけ違う意味で盛り上がっているコテージがあったという。
「そのコテージからは、爆音でラップの曲が流れていたんです。キャンプ場は基本的に鳴り物が禁止なので、その時点ですでにルール違反。加えて、プロジェクターでコテージの壁に映像まで流していたんですよ」
管理人が注意してラップバトルは強制終了
男女6人ほどで訪れていたそのグループは、アウトドアチェアに座り、プロジェクターの映像を見ていた、と森山さん。動画の内容は不明だが、知らないアーティストの曲が流れていたという。
「僕が水を汲んで同じ道を戻ってくると、今度はスピーカーで曲を流してラップバトルをしていました。全員テンションが高かったので、酔っ払っていた感じです。いやいや、さすがに自由すぎる、と思ってキャンプ場の管理人さんに伝えました。管理人さんは、ほかの利用客からも彼らにクレームが入っているので、これから注意しに行く、とため息をついていましたね」
その後、管理人が注意をしたらしく、ラップバトルは強制終了。音楽も鳴り止んだという。