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「総理は毎週欠かさず『鎌倉殿の13人』を見ていて、今年の夏休みに家族で伊豆に旅行し、『鎌倉殿』ゆかりの地を記念撮影して回ったほどのファン。2日放映の回で主人公の北条義時が『そばで父の覚悟を見ておれ』と息子に言ったシーンに触発されたのでは?」(自民党中堅議員)

 ま、まさか……。いくらファンといえども『鎌倉殿の13人』より『旧統一教会との関係を認めた閣僚8人』のほうが気になっているはずです。

岸田翔太郎氏 ©時事通信社

長男起用の“本当の狙い”は…

 起用の本当の狙いはなにか? 細川護熙政権で秘書官を務めた成田憲彦氏は「忖度ない情報欲しい?」と推察していた(東京新聞10月6日)。

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《安倍元首相が銃撃された際、普通はすぐに官邸に事件の背景に関する情報が入り、『国葬にはしない方がいい』という判断になる。だが岸田首相は国葬と言い続けた。忖度秘書官になってしまっている》(同前)

 なので、本当の情報を入れてくれる信頼できる人材がほしかったのでは、と。とはいえ、やはり「世襲感」は強い。東京新聞の記事では「問題はそれをアドバイスする人間が岸田氏の周りに一人もいなかったということだ」という別の人の指摘も。

 ああ、こうなると誰も何も指摘しない問題がぐるぐる巡っている模様。

 2年目に入った岸田政権から目が離せません。