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千葉ロッテ社長の娘がなぜかベンチ入り 「公私混同」疑惑を社長に直撃すると…

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A子さんが入ったことで、1人マネジャーが入れず

 慶應大出身の河合氏は鐘紡、博報堂を経て、ロッテグループに入社。井口監督1年目の2018年、オーナー代行に就任し、翌年末からは球団社長も兼任した。

「A子さんは東洋英和女学院大時代、スノーボード日本代表に選ばれたことも。引退後、ヨガレッスンをしながら通信教育でメンタルサポートを学んだ。社長は不動産管理等を行う会社の代表もしていますが、A子さんも別の不動産管理等を行う会社の代表です」(同前)

 社長の娘がベンチにいる異常事態に選手たちは……。

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「一軍ベンチは冷め切っていたようです。スタッフもベンチに入れる数は決まっていて、彼女が入ったことで1人マネジャーが入れなくなった。マネジャーは監督のメッセンジャー役をしたり、データを用意するなど、重要な役割。チーム内では、A子さんが社長に頼んで、ベンチに入れて貰ったと言われていた」(同前)

“公私混同”が問題視されたことによる退任か

 結果、5位に終わったロッテ。10月2日、最終戦後のセレモニーで、井口監督が退任を電撃発表した。

退任した井口監督

 さらに同日、退任を発表したのが河合氏だった。

「井口監督は首脳陣を母校の青学出身者や古巣の旧ダイエーホークス時代の同僚らで固めた“お友達”体制の再編を球団から求められ、決裂して退任した。社長の退任も娘さんをベンチ入りさせてきた“公私混同”が問題視されたのではと、ざわつきました」(同前)

 “公私混同”疑惑について河合氏を直撃した。