“バラエティ担当”と思われがちだったワケ
これまで、2021年放送のドラマ「教場II」(フジテレビ系列)や「消えた初恋」(テレビ朝日系列)、2022年公開映画「おそ松さん」など、着実に役者としての経験も重ねてきた目黒蓮。放送されるごとに話題の絶えない「silent」で存在感を発揮していることに加え、今後も映画「月の満ち欠け」(2022年公開予定)、「わたしの幸せな結婚」(2023年公開予定)への出演を予定している。
恋愛ものにおける金字塔を打ち立てつつある目黒蓮だが、その素顔はどんなものか? バラエティ番組「それSnow Manにやらせて下さい」(2020年~)や「アイ・アム・冒険少年」(2020年~)、ならびにSnow Manの公式YouTubeチャンネルにおいて、目黒蓮の人柄を垣間見ることができる。
近年、アイドルもバラエティ番組に出演し、芸人顔負けの“体を張る笑い”をとっている現象は周知の通りだろう。目黒蓮が所属するSnow Manも、デビュー以降まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進し続けているが、なかでも目黒蓮は独自のポジションを築いているように見える。
前述のバラエティ番組には、どちらもレギュラー出演しているが、彼は決して口数が多いタイプではなく、他メンバーと比べると自ら前に出る頻度も少ない。しかし、ここぞというタイミングで要所を突く発言をし、しっかり存在感を残していく。
2022年10月9日に放送された「それSnow Manにやらせて下さい」では、Mattをゲストに迎え、ロゴ当てクイズを開催。「ヒントいこう」「2回目のヒントいこう」と、流れを読みながら場に動きをつける様は、未来のMC誕生か? と思わせる。
その反面、最後に出されたクイズでは一人だけ珍回答を披露し、しっかりオチをつけて見せた撮れ高モンスター的な一面も。
基本的に物腰が柔らかく、ふとした瞬間にメンバー思いな人柄も見せる目黒蓮。Snow Man公式YouTubeチャンネルで公開された動画「年男!目黒蓮を覚えてる?」では、過去、大阪から上京したてだった向井康二を、当時住んでいた秋葉原のウィークリーマンションまで送っていったエピソードが明らかに。また、初めての歌舞伎につらさを覚えるラウールを、給湯室でなぐさめた思い出話も披露された。
品があり優しい物腰は、映画やドラマへの出演時と大きなギャップはないが、メンバーとともに過ごす間は、リラックスしている様子が見られるのも魅力的である。
10月20日第3話放送直前、ドラマ「silent」公式Twitterに動画で登場した目黒蓮。最後に「ありがとうございます」を手話で表現するなど、もはや手つきが自然になっている印象を受けた。
◤#silent◢
— 「silent」川口春奈×目黒蓮(Snow Man)❄️5話は11月3日OA 木10ドラマ公式❄️ (@silent_fujitv) October 20, 2022
「silent」の1話と2話の見逃し配信が、なんと累計で1000万再生を突破しました❕
みなさんの熱い応援のおかげです、本当にありがとうございます!!
本日撮影中の #目黒蓮 さんの喜びのコメントをお届けします! pic.twitter.com/8lCaPfdyFg
中途失聴者の役を演じるにあたり、手話の練習も重ねてきたのだろう。発声が限られる役柄でありながら、その表情やまばたきの回数などで、複雑な心情を雄弁に語っている。この表現力は、回を増すごとに研ぎ澄まされていくだろう。