漫画家・菊池真理子さんが上梓した『「神様」のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~』(文藝春秋)が大きな反響を呼んでいる。
宗教的理由によって、病気の治療に薬を使わせてもらえなかったり、人を好きになることを禁じられたり――信仰に幸せを見出す人がいる一方で、とてつもない息苦しさを感じている子どもたちがいる。そして、彼らの悲痛な叫びは、これまで社会から理解されず、見過ごされてきた。
本作は、菊池さんご自身をふくむ「宗教2世」が育ってきた“家庭内での出来事”を描き出したノンフィクション。ここでは、本書の発売に寄せて、描き下ろしの「後日譚」を特別にお届けする。菊池さんが実感した「社会の変化」とは――?(全2話の2話目/最初から読む)
◆◆◆