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元宮内庁職員も驚く「非常に珍しい」お姿とは?
気品ある輝きを纏い、ドイツとポルトガルの賓客を迎えた両陛下。ただし「一つ“決定的な違い”があった」と山下晋司氏(元宮内庁職員・皇室解説者)は指摘する。
「非常に珍しいことに、ポルトガル議長夫妻とは円卓を囲んで4名でお話しされていました。慣例では横並びになり、天皇陛下は主賓、皇后陛下はその配偶者と一対一で歓談されます。事実、ドイツ大統領夫妻とはそのスタイルでした。
宮内庁で勤務した経験から申しますと、今回のような変更は職員からの提案ではなく、通常、両陛下のご意向を踏まえて行われていました。マスクによる隔たりがある今、より和やかな交流の場を作れないか、両陛下も日々模索していらっしゃるのでしょう」(同前)
ポルトガル議長夫妻との面会は打ち解けた様子で進み、天皇陛下は来年の国交480年に向けて、より親密な関係を願うお気持ちを伝えられたという。
お二人の“親しく平等に寄り添う”姿勢が表れた円卓会談。円満外交のシンボルとなるか、今後に注目だ。