9月8日、イギリスの国王で歴代最長の在位を継続中だったエリザベス女王が滞在先の英北部スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳だった。

 25歳で国王に即位してから、国内外で支持を集めてきたエリザベス女王。普段はあまり感情的にならないと言われていた女王が嫌悪感を示していたとされるのが、チャールズ皇太子と“W不倫”の末に皇室入りしたカミラ夫人である。しかし、女王が即位70年を迎えた今年、国民に発表したメッセージは意外なものだった。「週刊文春」の記事を公開する(初出:2022年2月24日)。

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 即位70周年を迎えたエリザベス女王が発表したメッセージが、英国内で波紋を広げている。チャールズ皇太子が即位した際には、カミラ夫人(74)が「王妃」になると言及したのだ。

長年連れ添った夫妻

「カミラは長年、王室や国民の間で“嫌われ者”であったため、この女王の決断が驚きをもって受け止められたのです」(英紙記者)

結婚、出産…それでも止まらなかった“W不倫”

 チャールズとカミラの出会いは1971年に遡る。知人の紹介で出会い、皇太子が一目ぼれ。カミラが婚約目前だったこともあり、王室内で「相応しくない」と反対されたものの、恋愛関係は続いた。カミラは2児を出産し、チャールズも81年にダイアナと結婚。その後も二人の“W不倫”は止まらなかった。