アジア規模で目指す“キラキラBL俳優”
「タイでは2020年のコロナ禍が始まった頃から“BLドラマ”が大ブームを巻き起こしています。金字塔と言われる『2gether』はタイを飛び出して世界的なヒット作となりましたが、人気の理由は何と言っても出演者たちが圧倒的な美男子であること。『タイの俳優は日本の俳優ほど甘すぎず、韓国の俳優ほど辛口すぎない』と夢中になっている日本人ファンも多い。コロナのせいで息苦しい生活を強いられる中、イケメン同士が心を通わせる姿に、癒される視聴者が続出したのです。
田口さんはジャニーズ時代、その端正な顔と高身長で “王子様キャラ”として人気を集めていました。この作品でそのイメージを取り戻すことができれば、タイだけではなくアジア圏において“BL俳優”として評価される可能性もあります。田口さんにとって、この作品はまさに“勝負どころ”なのです」
最近では麻雀だけでなく、ポーカーゲームにもハマっているという田口。勝負師の勘が、今こそすべてを賭ける時と告げたのか。
2020年8月に「週刊女性」の直撃取材を受けた際、ライブ活動のほかにやりたいことを聞かれると、「俳優業もこれからできれば、やっていきたい」と語っていた田口。ようやくそのチャンスを掴んだ田口に俳優復帰への意気込みを尋ねるため、10月下旬、定期ライブの会場に現れたところに声をかけた。
しかし田口は記者の姿を認めるとうつむき、質問に答えることなく、無言で会場内へ姿を消したのだった。
所属事務所に改めて田口のインタビューを申し込むと同時に、俳優復帰の事実関係について尋ねたところ、こう回答があった。
「この度、頂いたご質問に関してですがまだ確定内容では御座いませんので、回答を差し控えさせていただきます。決まり次第、正式にお知らせ致します」
前出の制作関係者によると、『Omakaseメニュー・ラック・タム・ジャイ・ター』は日本での配信も検討されているが、「決まりかけていた配信会社との契約が白紙になった」という。
「配信会社は大手だったので残念です。田口さんは“辞めジャニ”ですし、なかなか思うようには進みませんね(苦笑)」
日本で“王子様”回帰した田口の姿をファンが見ることができる日を期待したい。