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監督批判と取れる発言も…歯に衣着せぬ物言いは幼少期から

 その後、久保は「体調不良」を理由に練習に姿を見せなくなる。そのままクロアチア戦は欠場し、ベンチにも入らなかった。

「代表広報は『コロナ感染はない』としながら、メディアには体調不良としか説明しなかったので、どういう状況なのか誰もわからないまま。森保監督への“反抗”も背景にあるのではと、記者間では囁かれていたが、クロアチア戦の翌日、発熱が原因と本人がようやく明かした」(スポーツ紙記者)

 久保の発言が物議を醸したのはこれが初めてではない。9月のドイツ遠征の前には、「チームとして具体的にどう戦っていくかを、ふんわりとしたものではなく、これというキーポイントを見つけていくというのが大事」と、監督批判とも取れる発言をしている。

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スペイン戦に向けて練習する(左から)長友佑都、久保建英、鎌田大地ら ©時事通信社

 歯に衣着せぬ物言いは、幼少期からだったという。スポーツトレーナーの木場克己氏が明かす。

「小5の時に初めて会いましたが、良く言えばハキハキしていて、悪く言えば生意気な感じ(笑)。できなかったときは『どうやってやるの?』と敬語も使わずに聞いてきました。中学生になると筋肉や関節が固くなるので強めのストレッチを施すのですが、たいがいの子は痛がる。だけど建英は顔色一つ変えず、『痛がっている顔を見せないように努力しています。コントロールしていかないと、弱いところを見られちゃうから』と話してましたね」

 10歳でバルセロナの下部組織に入団し、外国人選手のような強い自負心を持つ久保。4年後には“有言実行”を期待したい。

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