「口だけの選手にはなりたくないんで。ピッチ上で語れるような選手になりたい」
スペイン戦を前に、そう決意を語った久保建英(21)。だが、クロアチア戦のピッチにその姿はなかった……。
スペインに勝利した試合後、久保が露わにした“不満”
堂安律や三笘薫など新たなスターが誕生する中、戦前の期待に応えられなかった久保。初戦のドイツ戦では持ち味の攻撃力を生かせず、前半だけで交代となり、「個人的にはもう少しやれたかなって思うところもあります」と本音を漏らした。
「ミックスゾーンでは思ったことを淡々と言うタイプ。ドイツ戦の後、記者に『練習から緊張していますか?』と聞かれると『練習で緊張したことなんてないですよ。そんな人いるんですか?』と鼻で笑うように返していました」(フリーライター・栗原正夫氏)
グループステージ突破を懸けたスペイン戦の前日には、ミックスゾーンの取材をわずか2分で打ち切り、「勝ち点3にフォーカスできない選手は試合に出るべきではない」と語った。
「表情も硬く、『あまり喋りたくない』と。かなりプレッシャーを感じていたようです」(サッカーライター)
だが、スペイン戦も前半のみで交代。その直後、代わった堂安が同点弾を決めた。試合後、スペインを撃破したにもかかわらず、久保は“不満”を露わにした。
「正直言うと今日、前半は僕が一番良かったと思う」
この一言に報道陣は震撼。久保はさらにこう語った。
「守備的にいくのはチーム戦術なので仕方ないですが、前から行けばもっといいプレーができたし、ボールを取られる気もしなかった。個人的にはすごく悔しい」