3度の離婚や病を乗り越え、俳優として復活の兆しを見せつつあるいしだ壱成。他方では、父・石田純一をはじめ、賑やかなファミリーの一員としても知られている。あらためてその家族観や昨今の恋愛事情にスポットをあてた。(全3回の3回目/最初から読む)
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「彼女5人」報道の真相は?
――つい先日、「彼女が5人いる」という報道が出ました。これは本当でしょうか?
いしだ まあ、そうですね(笑)。僕に好意を寄せてくれる女性はそのくらいいるんですけど、今の大本命はあくまで娘であって、他の女性たちは皆、彼女というよりガールフレンドといった感じです。
――では、いしださんにとって「彼女」の定義とは?
いしだ 付き合う、付き合わないということではないんです。そのあたりをちょっとぼんやりさせておく関係が僕は好きで、「じゃあ付き合いましょう」などと確約を取るようなことはあえてしません。そういう曖昧な関係の中で不意にキスをしたりすると、向こうが「え、何なの」と驚くわけじゃないですか。その後の感情のせめぎ合いを楽しみたいんですよ。
――その結果、恋人めいた存在が5人もいる、と。
いしだ もともと恋愛関係にかかわらず、女性から多大なサポートを受けてきた人生ですからね。最近、仕事量が増えてきたので個人事務所を立ち上げたのですが、今のマネージャーも実は元カノなんですよ。
――なんと。
いしだ 彼女ももう結婚しているので、あくまで仕事のパートナーとして手伝ってもらっています。彼女の能力の高さを僕はよく知っていたので、純粋に助けてほしくて声をかけました。
モテ人生の秘訣は「マメであること」
――それにしても、恋多き男なのは48歳になった今も相変わらず、といった様子ですね。
いしだ そうですね。むしろ、どんどんエスカレートしている気がします(笑)。なまじ俳優として言葉を操る仕事をしてきたせいか、女性とデートをしている時もすぐに「じゃあ結婚して」みたいな言葉が出てしまうんですよ。もちろんそれは単なる軽口ではなく、本心でそう思っているから言うんですけど。
僕は不倫には絶対反対派なので、結婚されている方とどうこうなることはあり得ないですけど、基本的にキュンキュンしていたい人間なのでしょうね。
――率直にお聞きしますが、モテの秘訣は何でしょう。
いしだ マメさです。LINEや電話はもちろん、SNSにはウザいと思われるくらいコメントしますし、会う時には必ずプレゼントを持参します。これはもう習慣のようなもので、今日だってマネージャーと会う時に花を渡してますからね。
といっても、高価な物である必要はないと思います。今日の花にしても1000円くらいで作ってもらったささやかなものですけど、花を見て嫌な顔をする女性はいませんから。
――なるほど、そういうものかもしれません。
いしだ あとは、思ったことは素直に言うこと。会話のふとした瞬間などに、「わあ、今の表情すごく可愛かった」と、いちいち自分が感じたことをちゃんと口にするんです。これは大切なことだと思いますよ。