文春オンライン
《名古屋女子大生殺人》「自殺願望が4人を引き合わせた?」いじめ、孤独、結婚、親の介護…“生き残った”39歳女性容疑者が抱え続けた苦悩とは

《名古屋女子大生殺人》「自殺願望が4人を引き合わせた?」いじめ、孤独、結婚、親の介護…“生き残った”39歳女性容疑者が抱え続けた苦悩とは

genre : ニュース, 社会

note

「逮捕の際、鈴木容疑者と18歳の女子大学生も薬物を服用していたようで、受け答えがおぼつかなかったといいます。捜査関係者は、加古さんは事件前に悩みを抱えていたため、それが原因で自殺を考えていたという見立てをしており、他の3人からも自殺を目的として集まったのかどうか聴取しているところです」

送検される鈴木容疑者 ©️共同通信社

渡邉容疑者が行方不明になり、家族は「警察に捜索頼めるか」

 逮捕時に1人だけ薬物を服用していなかったとみられるのが渡邉容疑者だ。今月に入って、家族から行方不明届が出されていたという。福島県にある渡邉容疑者の実家の近隣住民はこんな“騒ぎ”を目撃している。

「事件の少し前、見たことない車数台が渡邉さんの実家前に停まっていました。“親戚や友人が集まっているのかな?”と思っていたら、日が落ちた頃に玄関の外で『娘が消えた』『娘がこのまま帰ってこなかったら……』『警察に捜索頼めるか』などと話しているのが聞こえてきたんです。“真由美さんに何かあったのかな”と首を傾げていたら、その後のニュースで捜索願が出ていたと知り、あの日はそういうことが理由で集まっていたのかと納得しましたよ」

ADVERTISEMENT

 渡邉容疑者は両親と姉の4人家族で、姉は結婚後に実家を出ている。両親の面倒は渡邉容疑者がみていた。勤務先はクリニックで、診療報酬点数などを計算する会計係だったという。前出の知人が語る。

関連記事