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「横浜FM前監督のアンジェ・ポステコグルーやドイツ代表前監督のヨアヒム・レーヴの名前も挙がっていたが、外国人は日本人に比べて高額な年俸を支払わなければならない。加えて通訳や日本での住居も必要。それに現在は円安で、余計に額がかさむ。金銭面がネックとなるのです」(同前)

 過去の日本代表監督の年俸を見てみると、アルベルト・ザッケローニは2億8000万円、ヴァイッド・ハリルホジッチは2億7000万円、ハビエル・アギーレは2億円。一方の森保監督は推定年俸1億5000万円だ。

森保監督は推定年俸1億5000万円

 この額は今回のW杯出場国の代表監督の年俸と比べても、格安となっている。

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「初戦で戦ったドイツのハンジ・フリックが最も高く約9億円。2位はイングランドのガレス・サウスゲートで約8億3000万円、3位はフランスのディディエ・デシャンが約5億4000万円と続き、韓国のパウロ・ベントが11位で1億8000万円ほど。森保監督の年俸額は32カ国中、18番目に位置している」(スポーツライター)

ドイツ代表のフリック監督

森保監督を続投させたい「切実な事情」

 何より、JFAには森保監督を続投させたい切実な“懐事情”がある。

「現在、JFAの経済状況は厳しく、21年度の決算では17億5000万円の赤字を計上。今年度は46億円と過去最大の赤字を見込んでおり、今大会の賞金18億円でも補填できない。今年3月には文京区のJFAハウスを100億円超で三井不動産レジデンシャルに売却したが、協会は『赤字を埋めるための売却ではないと、この場を借りて皆様にお伝えしたい』とわざわざ強調していた。コスパの面からも、森保監督との契約を延長しない理由はない」(経済誌記者)

 監督が誰でも、4年後は新しい景色を見せてほしい。