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ドイツは9億、森保監督の1.5億は安すぎる? 日本サッカー協会が「どうしても続投させたい」切実な理由

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「選手たちは新時代を見せてくれたと思います」

 12月6日、W杯決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れた日本代表の森保一監督(54)は、選手をそう称えた。

 W杯中、「手のひら返し」と言われるほど評価が乱高下した森保監督。12月3日、日刊スポーツが早くも「続投オファーへ」と題するネット記事を掲載した。

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「大会後の1カ月の休暇を経た後、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長を中心とする選定委員会で正式にオファーをするかどうかを決める予定。田嶋会長も『世界で采配ができる監督になった』と褒め、『森保監督は間違いなく候補の1人』と言及している」(スポーツ紙記者)

「まるで優秀な営業マンのよう」抜群の“気配り力”

 森保監督はメディアからの評判も上々だった。

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「取材を受けたことがある記者には直電し、『あの時はこう思ったんだ』と気さくに話す。お気に入りの記者を集めてオンラインのオフ懇も開催し、囲み取材では記者に対して『いい質問ですね!』と持ち上げる。“懐柔”された記者もたくさんいます」(同前)

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 スポーツライターの二宮寿朗氏は、スポンサー等への“気配り力”に舌を巻く。

「真面目で律儀な性格で、Jリーグの視察に行った際も、関係者への挨拶は欠かしません。会見の冒頭でスポンサーなどへの感謝の言葉を述べていますが、今までにそんな監督はいませんでした。まるで優秀な営業マンのようです」

最近の日本代表の外国人監督は年俸2億円超ばかり

 ただ、外国人監督を招聘する選択肢はないのか。