地方公務員から一転、セクシー女優に――。そんな異色のキャリアで注目を集め、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せる恋渕ももなさん(23)。
彼女はなぜ安定した職業を手放し、リスクが皆無とは言い難いセクシー業界に足を踏み入れたのか。そこには本人にしかわからない“体”に関するコンプレックスがあったという。ここでは、インタビューで明かしてくれた彼女の“本音”を紹介する。(全2回の2回目/前編を読む)
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「公務員を辞めたお前が悪い」
――母親の熱烈な希望を受けて公務員になったとのことでしたが、退職の際は反対されたのでは?
恋渕ももな(以下、恋渕) 猛反発にあいましたね。公務員を辞めた頃は激務とセクハラが重なって、誰が見てもわかるくらい病んでいたんですけど、私がそんな状態でも母の考えはゆるがず、「公務員を辞めたお前が悪い」と言われたりしていました。
――いま、恋渕さんがセクシー女優として活躍していることをご両親はご存知ないのでしょうか。
恋渕 そうですね。公務員を辞めてから数年の間、会話も交わせていなくて。わざわざ今の仕事を伝えて、心配かける必要もないのかなと思っています。公務員を辞める時点で大揉めしたこともあって、もうこれ以上、自分の仕事についてとやかく言われたくないんです。
向こうが見つけて、何か言われたら、話そうとは思っているんですけど、だからといって、認めてもらおうとは思っていないです。
何より、自分の気持ちを一番大事にしていきたいので。
そういうこともあってか、私、子どもをつくりたくないんですよ。自分が親から厳しく接されてきて、私も自分の子どもに同じことをやってしまうんじゃないかという感覚があって。