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男性100人の事業所で女性は私1人だけ…ジョッキがぶ飲み姿がSNSで大注目の“トラックめいめい”が明かす女性ドライバーのリアル――2022年BEST5

トラックめいめいインタビュー #1

2023/01/12

トラックドライバーを志した意外なきっかけ

――お話を聞いていると、自分らしくあることをとても大事にされてきたのだなと感じます。それだけに、トラックドライバーへの進路変更はかなり大きな変化だったと思うのですが、具体的にどんなきっかけがあったのでしょう。

トラックめいめい 実際のところ、それまでは漠然とした憧れでファッション業界を目指していたんですよね。それが18歳になって、業界の給与水準なんかを調べていくうちに、「あれ、この給料じゃ、やりたいことが全然できなくなっちゃうな」と考え直すようになったんです。

――プライベートを充実させるうえで、まず収入面は譲れなかったと。

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トラックめいめい そうですね。でも、いざ他の仕事を探そうと思っても、なかなかないんですよね。これまで勉強をしてこなかったぶん、選択肢が少なくて。「得意なことを活かせる仕事ってなかなかないんだな」と思い知りました。

 

 ただ、働き方の面で「1人でできる仕事がいいな」とは思っていたので、まずはそれを条件に探してみたんですよ。そこで目に留まったのがトラックドライバーでした。それまで全然意識していない仕事ではありましたが、昔からムダに力はあったので、もしかしたら自分に向いているんじゃないかと思ったんです。

――業務内容というよりも、働く環境の面でトラックドライバーが目についたと。人生でも大きな決断だったと思いますが、それからすぐに運送会社を志望したのですか?

トラックめいめい はい、高校を卒業して間もなく、当時住んでいた札幌の運送会社で面接を受けました。会社の雰囲気がとてもよくて、すぐに「ここでお世話になろう」と決めましたね。それと個人的に大きかったのが、複数の拠点があり、東京でも働けるという点でした。

自分の居場所を探し、単身東京へ

――東京で働けることにメリットを感じていたと。都会生活に対して憧れがあったのでしょうか。

トラックめいめい というよりも、視野を広げたい思いが強かったですね。学生時代から、世界が学校だけに限られてしまう窮屈さがイヤで、高校の頃から居酒屋でバイトをしたり、毎日のように札幌の繁華街に出かけたりしていたんですよ。

 

 そうやって、いつも自分の居場所をどこかに探しているというか、新しい世界に挑戦したい気持ちがずっとあって。最初は海外に行くことも考えたんですけど、英語もできないし、「まずは東京で色んな経験をしよう」と思ったんです。