文春オンライン

男性100人の事業所で女性は私1人だけ…ジョッキがぶ飲み姿がSNSで大注目の“トラックめいめい”が明かす女性ドライバーのリアル――2022年BEST5

トラックめいめいインタビュー #1

2023/01/12
note

ビールを飲む姿に「プロドライバー失格」の声も?

――めいめいさんのTwitterを拝見していると、翌日に仕事がある日もお酒を飲まれているようですが、朝のアルコールチェックに引っかかった経験は?

トラックめいめい それはよく言われるんですけど、アルコールが検出されたことは一度もありません。ひょっとすると、肝臓が強いのかもしれませんね。

 いや、それは冗談ですが、自分の体質を考えて、翌朝に響かない量に留めるようにしています。仕事の終わった夕方から2、3缶空けて、次の日に備えて早めに寝るというルーティンになっていますね。

ADVERTISEMENT

 

 もちろん飲酒運転は許されないことですし、「飲むこと自体がプロとして失格」という考え方もあると思います。ただ自分としては、自分の責任で量をコントロールして、それでしっかり仕事をこなすことが大事なんじゃないかと思っています。

――トラックドライバーとのギャップで言うと、めいめいさんはネイルの写った写真をアップすることもありますよね。業務に支障が出ることはありませんか?

トラックめいめい 正直なところ、たまに折れてしまうことはありますが、これは自分にとって譲れないところなんですよ。

 ネットで批判されることもありますけど、会社の方は「ちゃんと仕事をこなしてくれれば何でもいいよ」というスタンスなので、何も言われたことはないですね。

 もちろん、ドライバーにも色々な仕事があるので、「こうじゃなきゃいけない」という考え方も当然あるとは思います。それでも私は、仕事としてやるべきことをやっているのであれば、あとは自分の責任で自由に行動すればいいんじゃないかと考えています。

「もし体が動かなくなったら……」

――お話を聞いていると、やはりご自身が自由でいられる環境を重視しているのだなと感じます。めいめいさんにとって、トラックドライバーの「服装や行動が縛られない」という点はやはり大きいですか?

トラックめいめい そうですね、仕事中はずっと1人の時間が続くので、そこが一番気に入っています。好きな音楽を聞けるし、休憩も基本的に自分のペースで取れますし。

 あとは、疲れている時に心配されることもないですしね。どうしても、周りから心配されると必要以上に「頑張らなきゃ」って思っちゃうじゃないですか。そういう気遣いが必要ないところもいいですね。

 

――ご自身の性格にもピッタリ合ったお仕事を見つけられたわけですね。今後の将来設計については、何か考えていることはありますか? 結婚や、今後のキャリアのことなど、見通しがあれば教えてください。

トラックめいめい 今のところ、仕事はこのままドライバーを続けていきたいと思っています。もし体が動かなくなったら、牽引の免許を持っているので、トレーラーの方に移行しようかなと。

 結婚願望は……とりあえず、「結婚したい!」みたいな感情はないですね。なんとなく、自然とその時の出会いでそういう流れになっていくのかな、と思っています。

写真=坂口尚

2022年「乗り物部門」BEST5 結果一覧

1位:「私の『あゆ愛』を車で表現したくて」 “スーパーカー1台分”の改造費をかけたヤバすぎる軽自動車…オーナーが明かした“改造の悦び”とは
https://bunshun.jp/articles/-/59780

2位:じつは“日本でトップクラスの複雑な駅”「新大阪」には何がある?
https://bunshun.jp/articles/-/59779

3位:男性100人の事業所で女性は私1人だけ…ジョッキがぶ飲み姿がSNSで大注目の“トラックめいめい”が明かす女性ドライバーのリアル
https://bunshun.jp/articles/-/59778

4位:〈現地写真〉国道を走っていると目を疑うような看板が…! 山口県に実在する“恐怖の酷道”を走破してみた
https://bunshun.jp/articles/-/59777

5位:〈写真多数〉瀬戸内海沿岸に突然現れる「水没ペンション村」… のどかな町のすぐそばにある“奇妙すぎる廃墟”に行ってみた
https://bunshun.jp/articles/-/59775

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。

男性100人の事業所で女性は私1人だけ…ジョッキがぶ飲み姿がSNSで大注目の“トラックめいめい”が明かす女性ドライバーのリアル――2022年BEST5

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー