宝塚歌劇団に所属する演出家の原田諒氏(41)が、演出助手に対してセクハラ行為を行い、公演中に担当していた演出を外れ、親会社の阪急電鉄に異動していたことが「週刊文春」の取材でわかった。
演出助手が原田氏からのセクハラを劇団に告発
原田氏は2003年に宝塚に入団。2010年に演出家デビューすると、2013年には読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど、演劇界の主要な賞を獲得してきた有名演出家だ。
「宝塚の特徴は、劇団所属の演出家が作品を作ること。脚本を書き、団員へ演技指導し、作品の総指揮を執る、いわば“全権監督”のような存在です。配役や台詞も演出家の鶴の一声で変わることがある」(演劇記者)
原田氏は今年10月1日に開幕し、12月25日に千秋楽を迎えた雪組公演「蒼穹の昴」の演出・脚本を担当していた。
だが、11月中旬、今年入団した20代の演出助手Aさんが、原田氏からセクハラを受けていたことを劇団に告発した。
原田氏とAさんの共通の知人が明かす。