派手に遊んでいたわりに、交際相手への執着は強かったともいう。
「水商売の元カノから聞いた話では、淳さんは嫉妬心が強い性格で『あの晩何してたん?』と詰められることが頻繁にあったそうです。『客とアフターに行ったと答えた時には、キレすぎて収めるのが大変だった』とタメ息をついていました。ただ、淳さん自身も浮気はしょっちゅうで、それがバレたことが原因の喧嘩別れも頻繁だったようです」
酔うと暴言を吐いたり、殴ってくることも
格闘家やボクサーは拳そのものが凶器になる。ゆえに試合以外の場でその“凶器”を用いることは厳に慎むべきというのは常識だが、鈴木容疑者はたびたび“手”の出るタイプだった。
「昔、淳さんが『浮気を疑われて彼女に殴られた』ときまりが悪そうに話していたことがあります。その時は『彼女を手で押して離れさせた』と言っていて、殴り返してはないと言っていましたが、本当かどうか……。自ら積極的に手を出すタイプではないですが、酔っ払っていれば反射的に手が出てもおかしくはない。というのも、普段は本当に良い人なんですが、酔っ払うととにかく面倒くさかったんです。僕ら男には暴言を吐いたり、殴ってくることがしょっちゅうでした。本人は軽く叩くぐらいの気持ちなんでしょうが、酔っ払って加減がわかっておらず、アザができるぐらい痛かった。今回の事件も酒が入っていたんじゃないかと思いますが、女性の顔面を蹴るのはさすがにやりすぎです。ライセンスは剥奪でしょう」
ベテランボクサーの夢は、リングの外に散った。調べに対し、鈴木容疑者は『間違いありません』と容疑を認めているという。