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《博多刺殺事件》「同じグループの女性に手を出すのはご法度。それが中洲のルールです」元交際相手の女性(38)を刺した男(31)が裏切った”店長の信頼”

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「中洲では、同じお店や同じグループ内で働く女性に手を出すのは御法度です。普通なら寺内容疑者は罰金を払ってすぐにクビになり、川野さんも罰金など何らかのペナルティを受けていたはずでした。それが中洲のルールです。しかし今回は、上層部は2人の交際に気づいていたものの、店長が自分の責任で面倒を見るということで預かった。それがこんな結果になってしまうなんて……。グループも店長も裏切った寺内容疑者は最悪です」(川野さんや寺内容疑者と同じ系列店で働く女性) 

 福岡最大の歓楽街・中洲を舞台にした禁断の恋。しかし寺内進容疑者(31)と川野美樹さん(38)の関係は、破局後に寺内容疑者がストーカー化したことで警察沙汰となってグループに露見した。そして1月16日、川野さんがJR博多駅前で刺されて死亡するという最悪の結末を迎えてしまった。

亡くなった川野美樹さん

 2人の出会いは2022年。川野さんは博多駅近くの会社で事務職として働くかたわら、中洲の高級ラウンジにも時折出勤していた。同じ系列のバーに寺内容疑者が転がりこんできたのは昨年1月ごろのことだった。中洲の事情に詳しい関係者の男性はこう語る。

「体験入店みたいな感じでエンターテイメント系のバーで働きはじめ、間もなく他のバーの人手が足りないということで移ったのですが、どこかのタイミングで川野さんと出会ったのだと思います。寺内容疑者は『ボクシングをしている』『喧嘩が強い』と腕っ節をよく自慢していて、かなり酒に飲まれるタイプ。普段は関西ノリで紳士的だけど、酔いがまわると粗暴な面が出てくる。川野さんと付き合い始めたのは春頃でしょう」

「会釈したら『なに見とんねん』と因縁をつけられた」

 寺内容疑者は大阪府出身だが、東京、大阪、宮崎などの繁華街を拠点にした後に、福岡・中洲に移ってきたという。中洲から徒歩圏内に家賃4万2000円(住宅情報サイトより)のアパートを借りて生活していた。しかし近隣では不穏な様子が目撃されていた。

寺内進容疑者 本人Facebookより

 同じアパートに住む男性がこう証言する。

「私が出社する朝8時頃に帰ってくるので何度も見かけました。人相が悪く、愛想も悪い。すれ違うといつもお酒の臭いがして、これから出社する身としては朝から最悪の気分ですよね。

 会釈をしたら『なに見とんねん』と因縁をつけてきたこともあります。殴られたりはしなかったんですが、『お前いつもうるさいんよ』と舌打ちをして去っていきました。あまりに突然だったのでポカーンとして、関わらないようにしようと思っていました」

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