人妻のワガママと突然の引退発表
12月15日 於:四谷三丁目・もつ焼きのんき
セ・リーグ3位 西澤千央
――サインはされましたか?
西澤「しないですよ」
――なぜですか?
西澤「いやですよ。もう。(ハイボールグビ)……冗談じゃない」
――今季はもうやらないと。
西澤「疲れました。毎回毎回、必死に書いた原稿を『怪文書だ』『自分語りするために選手をダシにする寄生虫』『ベイスターズファン代表ライターとか勝手に謳いやがって』とか、身に覚えのない事まで、好き勝手言われてさ(ハイボールグビー)。ゲフンゲフン」
――Twitterに引っ張られ過ぎですよ。運営側は最上級の評価をしたと言っていましたし、西澤さんのファンからも続投を訴える声が多数寄せられています。
西澤「そういう人がいるというのも知っています。ありがたいですね。でも、2018年も同じようにやるのは難しいです。ホントに。だって、あんたら、文春野球だけじゃなくて、文春オンラインにも書けっていうじゃないですか。無理だって」
――やめちゃうのですか?
西澤「まぁ、文春オンライン一本に絞るというのが基本路線です。文春野球ってチーム制になるんでしょ? 自分一人でも締切り守れないのに監督なんて絶対に無理。ただ、書くだけならね。こっちの出す条件を文春側がクリアできるのであれば……とは伝えてあります。すべてはソレ次第です」
――……条件って何ですか? 金ですか? 某投手みたいに悪口言った奴の身元探し出して訴えるとか?
西澤「違うよ! 具体的にはまだ言えないけど、まぁ文春側が呑めば、いずれはわかる日がくるんじゃないの(ハイボールグビ―)。まぁ、呑まないと思うけどね!」
2018年度契約更改
西澤千央 決裂
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12月19日 於:文藝春秋本館
セ・リーグ4位 山田隆道
――サインはされましたか?
山田「えー。突然ではありますが、2017年いっぱいを持ちまして引退させていただきます」
――え! 引退ですか? 突然、何があったのですか?
山田「まぁ、引退と言うと大げさですけどね。一番の理由は、野球を観る時間が取れなくなってしまったこと。野球記事を書くということが物理的にできなくなってしまいそうということです」
――山田さんは各種執筆活動のほかに大学教授をやっていたり、研究活動をやっていたりと多忙ですからね。
山田「そもそも野球のことでお仕事をいただくようになってから結構な年月が経ちますけど、こんなに忙しくなるとは思っていなかったんですよ。ありがたいことですけどね。僕自身、野球に対してのスタイルは完全にタダのファンです。球場に行かない、熱狂的でもない、ホントに普通のファンなんですよ。だから、野球を仕事にするため意識的に阪神を追い掛けたり、試合を録画して見たりとか、そういうことまではしたことがないんです。だから、周りの方に期待される僕と本当の僕がエライ違うことになっていまして。ネットでなんやかんや言われても『俺、阪神好きだけど、あんたほど好きやないわ』って思ってしまう。そういうところでまぁ、感覚がわからなくなってしまったということもありますね」
――この1年間は苦しい戦いもありましたが、文春野球いかがでしたか?
山田「いや、でも楽しかったですね。いろんな発見もありましたし、『エース・メッセンジャー』の回などメディアを動かすこともできた。これまでネットと親和することがなかったもんですから、文春野球のおかげで自分というものがわかった気がしています。やってよかったと思っていますよ」
――それでは最後に読者の方へメッセージをお願いします。
山田「1年間、本当にありがとうございました。今季はこれまでと同じような形ではお目に掛かれないのですが、運営さんから『今季のフレッシュオールスターの審査員をやってほしい』なんて話もありました。そういうことも含め、どこかでお目に掛かることもあるとは思います。呼んで頂ければいつでも来ますよ。時間に余裕ができればまた書くかもしれませんしね」
2018年度契約更改
山田隆道 引退
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