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直撃に三田アナは何と答えるか

 では、今回の件はどこが問題となるのか。そもそもステマとは、「消費者に宣伝と気づかれないようにされる宣伝行為」のこと。例えばグルメサイトで第三者を装い、自分の店に高評価の書き込みをすることや、芸能人などに報酬を支払い、SNS等で商品やサービスを推奨してもらいながら、広告であることを隠しているケースなどが挙げられる。

 大々的な問題になったのは12年の「ペニーオークション詐欺」だ。高額にならないと落札できない仕組みなのに、複数の芸能人が低額で落札したことをブログに投稿。入札者から手数料を取りながら、芸能人に謝礼を支払っていたことが判明し、タレントの小森純やほしのあきは謝罪。その後、芸能界から姿を消した。

 鮫島法律事務所の鮫島千尋弁護士はこう指摘する。

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「仮に、女性アナウンサーたちが無料や特別価格でサービスを提供された対価として店側のSNSに登場していたのであれば、それは広告と明示しない形の広告、いわゆるステマに該当する可能性があるでしょう。今回のようなステマが横行してしまうと、無関係の善意の投稿までもがステマと疑われたりして、広告業界全体への波及的な悪影響も生じかねません」

 4月11日の夕方、出勤のため自宅マンションを出てきた三田を直撃した。

三田アナ ©JMPA

――アナウンス室で起きたステマ問題に心当たりは?

「ごめんなさい。私聞いてないです」

――野島部長に三田さんも呼ばれている。

「それは、ちょうど面接がある時期なので」

――三田さんも美容室に無料で通われていて広告塔になっていると、後輩たちが報告している。

「Bという美容室に中学生のころから通っていて、広告塔になってるとかは……」

――宮根さんから紹介された「C」にも。

「あ、はい! お世話になっています。えーと、そちらは1年に1、2回」

――三田さんは、ステマとかサクラのようなことは。

「私は意図的に何か行なった意識はないんですけど、もし周りからそういう風に見えてしまっていたことがあったのでしたら、う〜ん、本当に申し訳ないです」

 深々とお辞儀をしながら、足早に駅に向かった三田。直撃後、「C」のHPから彼女の写真は削除された。