1月28日、“ミタパン”の愛称で親しまれていたフジテレビの三田友梨佳アナウンサー(35)が退社することが発表された。フジテレビに3月まで在籍するものの、情報番組『Mr.サンデー』は明日日曜日の放送をもって卒業する予定だという。
長年ニュースの顔としてフジの看板を背負っていた三田アナ。しかし過去には、女子アナ“集団ステマ疑惑”への関与が報じられるなど、“お騒がせ”な一面も見せていた。三田アナの素顔に迫った「週刊文春」の記事を再公開する(初出:週刊文春 2021年4月22日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)。
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湾岸のテレビ局に響き渡る怒号。“事件”は美容室で起きていた――。女子アナたちが軽い気持ちで受けた“特別待遇”。だがそれは、就業規則に抵触し、社会通念上許されぬ行為だった。焦った部長は火消しに走るが……。放送人としての自覚が問われる内幕スクープ。
「フジテレビの社員としてアウトだ! 週刊誌に漏れたら大変なことになるぞ!!」
3月下旬、フジテレビアナウンス室の会議室に怒号が鳴り響いた。声の主はアナウンス室のナンバー2、野島卓(たかし)部長(54)。会議室には何人もの女性アナウンサーたちが呼び出され、青ざめた表情で退出していく。
彼女たちは一体、何をしてしまったのか――。
“事件”が発覚したきっかけは、広報部に来た1本の取材申請だったという。
「ある週刊誌が女子アナ記事を作るにあたり、井上清華(せいか)アナ(25)の足の指がネイルサロンのサイトで公開されている事実について問い合わせて来た。そこで広報部が『まさか宣伝に加担しているのでは?』と“キナ臭さ”を察知。アナウンス室に調査するよう求めたのです」(フジ関係者)
野島部長は井上を呼び出して詰問。そこからアナウンス室の“パンドラの箱”が開いていく。
「井上は通っている美容室とその系列店で、店のインスタグラムに写真を掲載する代わりに、料金をタダにしてもらっていたことを白状したのです」(同前)