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「シャブを打つと人の感情が全部見える」ルフィ広域強盗事件・今村磨人容疑者(38)が仲間から“化け物”と言われるワケ《収容所で金を手に入れる狡猾なカラクリ》

「シャブを打つと人の感情が全部見える」ルフィ広域強盗事件・今村磨人容疑者(38)が仲間から“化け物”と言われるワケ《収容所で金を手に入れる狡猾なカラクリ》

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携帯没収後にまた入手「送還直前にぶっ壊した」

「収容所の関係者から聞いたのですが、今村は送還直前まで携帯電話を使って、何かをしていたようです。監視が厳しくなったとの話もありましたが、全然ですよ。今村も携帯電話を没収されたようですが、その後すぐにまた手に入れて使っていました。その携帯電話も、送還直前に足で踏みつけてぶっ壊していったみたいですが……」

 容疑者らにとって携帯電話は、日本にいる”タタキ”の実行犯と連絡を取るための生命線であったわけだが、X氏は今村容疑者が携帯電話を使う「別の理由」についてもこう話す。

今村容疑者

「今村はよく携帯電話で女の子が出演するエッチなライブ配信を見ていて、1日50万円くらい課金していたもんだから呆れましたよ。あと、FXにはまって、何百万単位で金を動かしていました。もっぱらセンスがなかったから、儲かってはいなかったみたいだけど……」

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 ライブ配信への課金やFXなどに使っていた金の出どころについて、X氏はこう続ける。

収容所内で金を手にいれるカラクリ

「日本に送還されたところで、金の一部はまだフィリピン国内にあるのは問題だと思いますよ。彼女やその家族に何百万単位の現金を預けたままになっている。彼女たちは今村が株への投資などで得た金だと信じているから、まさか強盗した金だとは思ってもみないだろうが……。

 家族以外では、マニラのカジノAに金が残っているはず。日本国内の強盗で得た金は、関東地方の業者や複数の人物によってマニラにあるこのカジノに送金されていましたから。今村たちは韓国人の偽名でカジノにアカウントを持っていて、そこに多額の金が入れたままにしています」

 X氏によると、カジノAを通じた”ある方法”によって、収容所内の今村容疑者らの手元に金が流れていたという。

藤田容疑者と今村容疑者 ©時事通信(フィリピン法務省提供)

「日本からカジノに送金された金は、今村の指示で仲間が引き出しに行っていました。『何時何分に誰々が来ます』とカジノの店員に伝え、仲間をカジノに出向かせる。店員は、カジノに来た人の顔写真を今村に送り、そこで仲間だと本人確認が取れたら、現金を手渡すんです。この方法で収容所にいる今村に現金が流れ込んでいました。今村はその金で和牛の最上ランクを10キロ仕入れ、収容所内で食べていたこともあったね」

 元をたどれば、今村容疑者らは60億円以上の被害が出た特殊詐欺グループの幹部としてビクタン収容所で拘束されていたわけだが、フィリピンに渡った理由は何だったのだろうか。

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