容疑者宅の“異変”「あの時に通報しておけば…」
「昨年の春ごろでしょうか。夕方から夜にかけて、子どもの泣き声が頻繁に聞こえました。母親らしき人の声で怒鳴り声が聞こえたあと、泣きながら『ごめんなさい』という子どもの声が聞こえたときもありました」
その時、大きな物音も聞こえたという。
「ドアをバンバンと開閉するような音も聞こえました。子どもが外に出されて怒られているような感じで、あまりにもひどいものだから通報しようかと悩んだほどです。今思えば、通報しておけばよかったかもしれません……」
だが、空来ちゃんが生まれる前の田代容疑者を知る男性は首をかしげる。
「19歳頃は派手さはなく、子育てもしっかりしていた」
「当時19歳くらいだったと思うけど、(田代容疑者は)派手な感じもなくて、普通の若い女の子に見えましたよ。若くして娘さんを産んでいたけど、子育てをしっかりしているように見えたし、夫と娘の3人で楽しく過ごしていたように見えました。ですが、そのあとすぐ離婚してしまって、娘さんは夫に引き取られました」
男性によると、亡くなった空来ちゃんは元夫との間の子どもではないという。男性は続ける。
「そうはいっても7、8年も前のことですから……。今回亡くなってしまった息子さんのことは存じ上げませんし、その後どんな生活を送っていたのかも分かりません。当時の田代さんを思い返すと、そんなことをするような子には思えませんでしたが……」
署の調べに対し、「納得ができません」と話している田代容疑者。たった2歳で命を落とした空来ちゃんは、母親に対し何を思っているのだろうか。
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