濱田氏は直撃に「私自身、全然悪気ない」
そこから濱田コーチによる「下克上」が始まったという。
「学生を指導するのはあくまでコーチ。監督の主な仕事は大会への帯同などで、指導をすることは滅多にない。そのため部内で発言権が強いのはコーチで、中でもキャリアが長い濱田コーチは絶大な権限をもっている。織田さんが成績基準の必要性を説くと、濱田コーチは『練習する時間がなくなる』などと何日も繰り返したり、織田さんが挨拶をしても無視したりした。織田さんは、今年3月頃から傍目にもわかるほど、憔悴しきっていました」(同前)
モラハラの“容疑者”とされた濱田氏を直撃した。
「勉強が大事という、織田君の考えには賛同しています。ただペナルティありきではなくて、勉強ありきが一番望ましいんじゃないかな。アメリカのように就学支援をしたりね。学生たちが不安に思って、私たちコーチに相談に来たんです。成績足りなくて試合に出られなかったらかわいそうじゃないですか。間違ってますかね、私?(笑)」
――無視したり、モラハラがあったのでは。
「そんなこと全然ないですよ! 挨拶し忘れたことはあったかもしれないけど」
――織田氏は多忙ではないと主張している。
「いやいや、元々彼はリンクにいませんよ。今年からではなく初めから。だって彼は今もショーに出て4回転を跳べるんですよ。それは素晴らしいことですが、それだけ練習しているってことです。その分、監督の時間はとれない。解説者もタレントもやって、片手間で監督やるのは大変やと思います。でも織田君は関大の看板やから戻ってきて欲しいし。私自身、全然悪気ないんです」
一方、織田の所属事務所は次のように回答した。
「織田が指導方法と部則の改定をしようとしたこと、濱田コーチとの間に意見の相違があったことは事実です。モラハラ行為について具体的にお答えすることはできません。織田は芸能活動とリンクでの指導も両立させており、監督就任後は休日返上で指導にあたってきました」
敵は関大にあった?