文春オンライン

2023/03/11

審判生活29年で大谷翔平だけがしてくれた“気遣い”

「肩が痛くてピッチャーまで届かなかったら、キャッチャーに渡してください」

 私は四十肩で、ファウルボールのあと、ボールをもうピッチャーに投げ返せなかった。

 そういうのをうっとうしがるピッチャーは多いです。

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 だから、なるべくキャッチャーに渡していたんですが、どうしても1度投げなくてはいけない場面になったとき、大谷翔平選手は察してくれたんでしょう。

©文藝春秋

 イニング交代のとき、すかさず僕のところに全速力で走ってきました。

 「佐々木さん、肩、痛いでしょうから、ボールを取りにきました」

 審判生活29年、そういう気遣いをしてくれたピッチャーって大谷選手だけでした。

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 どの選手にしても第1打席に、球審に「こんにちは」とか「お願いします」って入ってきますが、大谷翔平選手と松井秀喜選手の2人だけは必ず「〇〇審判、こんにちは」って、苗字を付けてくれます。人間性でしょうね。

 試合が終わると「お疲れさまでした」「ありがとうございました」。審判にゴマをするというのではなく、そういうコミュニケーションが自然体でできる。そういうのが伝わるからメジャーでも人気が出るのでしょう。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

「そういう気遣いをしてくれたのは大谷選手だけでした」29年のキャリアを誇る元審判員が明かす、大谷翔平が球場で見せた“予想外の行動”

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