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下位からの巻き返しを狙う2球団と、保留していた長谷川氏

12月14日 於:文藝春秋本館
パ・リーグ5位 中川充四郎

2017年成績 通算1万3258HIT

――サインはしましたか?
中川「はい。サインはさせていただきましたが、5位という不本意な成績には納得しておりません」

――昨季5位となった敗因をどのようにお考えになられていますか?
中川「ほかの書き手と比べて自分はベテランです。自分の持ち味である“過去の蓄積”を生かそうとしたあまり、いまのライオンズの旬なテーマに適切なタイミングで触れられなかったかもしれないと反省しています」

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――今季からチーム制となりますが、どのようなメンバーを考えていますか?
中川「そうですね。やはり足りなかった“今”の部分を補いつつ“ニュース”と“過去の蓄積”の融合を目指します」

――今季の目標は?
中川「2017シーズンの西武はBクラスの戦力だと思っていましたが、終わってみれば2位になった。今年はもちろん優勝を狙えるはずです。その波に、文春野球コラムも乗せていきたいですね」

2018年度契約更改
中川充四郎 サイン

◆ ◆ ◆

1月某日 於:六本木・所属事務所
パ・リーグ6位 松中みなみ

2017年成績 通算4048HIT

――どのような話し合いになったのでしょうか?
松中「なかなか書けなくてごめんなさいって謝りました」

――6月までは月2本のペースを守っていましたが、夏場から極端に登板機会が減ってしまいまし。
松中「あれ、全部で何本書きましたっけ? 取材はしていたんですよ。けど、なかなか書くことができませんでしたね」

――それでも、終盤戦でのホークスを退団した大場翔太さんの記事などいい記事も生まれました。
松中「ありがとうございます。大場さんとは現役時代から仲が良かったんですけど、面と向かって野球の話をしたことがなくて。今回、こういう取材の機会をいただいたことで真正面から切り込むことができました。それは大場さんだけじゃなくて松田選手や内川選手もそう。文春野球のおかげで、選手たちを今までよりもっと深く知ることができたのがすごくよかったです。でも書くのは大変でした。監督とか絶対にムリ!」

――と、なると今季はどういう形になるのですか?
松中「DH松中です。監督は別の方にお任せして。もう、ホームランしか狙いません♡」

2018年度契約更改
松中みなみ DHとしてサイン

◆ ◆ ◆

2回目交渉
1月21日 於:文藝春秋本館
セ・リーグ2位 長谷川晶一

2017年成績 セ・リーグ首位打者 通算3万5574HIT 左は村瀬コミッショナー

――今回の交渉はハンコを持ってこられましたか?
長谷川「はい。サインしました」

――前回保留した理由とはなんだったのでしょうか?
長谷川「死亡遊戯ですね。彼の出方を見ていました。継続参戦が正式に決定したので契約しました。昨年の屈辱を晴らすべく、ここでやめたら一生の後悔となると考えたので、家族や信頼できる方と相談の上、決めました」

――前回も聞きましたが勝算はあるのですか?
長谷川「まったくありません。普段はハッタリでもいいので、強気な発言を心がけているのですが、今年は目の前の試合にひとつずつ全力で挑むだけです。巨人・死亡遊戯だけでなく、他球団がどんな陣容で臨んでくるのかわからないので、心して戦います!」

――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
長谷川「全国のヤクルトファンのみなさんとともに、昨年の屈辱を晴らすべく、全力で戦います。応援、よろしくお願いいたします!」

2018年度契約更改
長谷川晶一 サイン