事件当日は金曜日の夜で人通りが多く、狭い路地に警察車両が止まるなど、現場周辺は騒然としたそうだ。
近くの飲食店で働く20代の男性はこう話す。
「けたたましい音が聞こえて何事かと思ったら、パトカーが何台か来ていました。このあたりは酔っ払いの喧嘩や飲み屋でのトラブルでしょっちゅう警察が来るんですよね。でもそういう雰囲気じゃなくて、もっと物々しい感じでした。『人が殺された』と話しているお客さんたちもいて、何が起きたのか気になっていました。翌日の報道で事件の詳細を知り、まさか本当に殺人だったとは驚きました」
司法解剖の結果、泉本さんの死因はけい部を圧迫されたことによる窒息死とみられる。17歳女性の手で、成人男性を殺害するのは容易ではなさそうだが、“ある可能性”が浮上しているという。
「手書きの遺書」と「パリピInstagram」
「刺し傷などの外傷もなく、抵抗した形跡もなかった。ホテルの室内には手書きの遺書のようなメモが残されていたことがわかりました。このため、泉本さんが遺書を書いた可能性があるとみて調べを進めています。もし少女が自殺を手伝ったとなると、殺人から嘱託殺人に容疑が切り替わる可能性もあります」(警察関係者)
泉本さんのものとみられるインスタグラムには、絵に描いたような”パリピ”(パーティーピープルの略)の暮らしぶりが記録されており、自殺とは程遠いようにも見受けられる。
渋谷のクラブとみられる場所で周囲の人と一緒に踊っているような動画や、グループで机を囲んで酒を飲んでいる写真などが投稿されており、その様子は外向的な”陽キャ”そのものだ。
一方で、プロフィールには“医療用マリフアナ薬局”や”ぽんちゅです”との書かれており、大麻のような植物片の入ったチャック付きビニール袋が映った動画など、薬物使用をにおわせるような投稿も見つかる。
泉本さんの知人は次のように話す。