富山県高岡市内のホテルで17日夜、男性が殺害されているのが見つかった。
ホテルの客室で亡くなっていたのは、東京都調布市の職業不詳・泉本和希さん(21)。富山県警高岡警察署は、この男性の首を絞めて殺害した容疑で、県内に住む17歳の無職の少女を逮捕した。
署は19日午後、少女の身柄を検察庁に送り、事件のいきさつや動機の解明に向けて捜査が続けている。
東京都の男性が、直線距離にして250キロ以上も離れた富山県のホテルで少女に殺害されるという不可解な事件。一体、2人の間に何があったのだろうか。
17歳少女が21歳男性を殺害「2人の関係は…」
「17日午後8時50分ごろ、『首を絞めて殺した』という内容の110番通報があったようです。警察官が駆けつけたところ、ホテルの1室で泉本和希さんが意識のない状態で見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
通報をしたのが17歳の少女で、警察が事情を聞いたところ、泉本さんの殺害を認めたとのことです。2人は交際していたとみられます」(全国紙社会部記者)
現場となったラブホテル「X」は、高岡駅から北に約250メートルの飲食店の一角に位置し、周辺には居酒屋やスナックなどがひしめき合っている。
近くに住む50代男性会社員によると、このホテルがある一帯は“タカマチ”と呼ばれ、高岡市や近郊の住民らが集う歓楽街だという。
「このあたり一帯は飲み屋街で、市内外からも人が夜遊びに来るところ。私たち地元の人にとって現場のホテルはラブホテルという認識ですね。だから逮捕されたのが、部屋に泊まっていた未成年の女の子だという報道を聞いて驚きました」
近くの店で働く女性は次のように話す。
「事件が起きたホテル『X』は、ディズニーリゾートの有名ホテルと同じ名前なんですが、いわゆるラブホテルなので雰囲気は全然違いますよ。『夢の国』とは雲泥の差ですね。照明も暗めのビル構えでしたが、あの日はパトカーの赤色灯で遠くから見ていつもと何かが違うなと感じました」