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「別れて3日もしないうちに、友人から『これあんたじゃない?』と送られてきたのが“ハメ撮り”でした。元彼が友人に送っていたようです。交際する前からセックス中にカメラを向けられることが何度もあったんですが、当時は断ろうとも思っていませんでした。でも知り合いに送るのはひどくないですか?」(同前)

「友人だけでなく、不特定多数が見られる場所にも流出しているのでは」と不安になったAさんが探しはじめると、Twitter上ですぐに自分の動画が見つかった。Aさんが続ける。

生々しい長時間の動画をDMに誘導し、ギガファイルを通して送る人も

「大学の友人に動画が流れていることを元彼に問い詰めて、スマホからは動画を消してもらいました。でも、もう手遅れでした。『選手権』のアカウントへのリプライで動画が出回っていて、その後も私がインスタグラムにアップした写真を添えて『この子の動画あります』という投稿が続きました。しかも私の裸は全身見えているのに、元彼の顔だけはボカしてあるのも怒りがわきました」

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 プライベートSNSの写真などまで見つかったことで「絶対に知人の犯行だ」とAさんは犯人探しに血眼になったが、問い詰めても誰も認めず、流出させた人物の特定には至っていないという。

「動画の撮影を元彼に許したのは私の落ち度ですが…」

 Aさんのような被害は増え続けており、10代後半~20代前半の女性がターゲットになることが多い。一度流出した動画をインターネット上から消し去ることは現実的ではなく、“PayPay”や“交換"で取引されてさらに拡散していく。

 Aさんは「動画の撮影を元彼に許したのは私の落ち度ですが、TwitterのようなSNSに投稿するのは本当にひどい」と憤る。

投稿された動画に群がる人たち

「私らの年代は“SNS世代”なので、SNSはリアルな人生と直結しています。でもそのせいで、SNSに流出したものは、あっという間に知人には拡まってしまうんです。面白がって保存して何度も拡散する匿名のアカウントも多くて、正直1回流出してしまったら手の打ちようがありません。『知り合いが流出させているんじゃないか』と人間不信にもなり、“負の連鎖”がより加速するのがSNSだと感じました」(同前)