韓国のアイドルグループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラが、11月24日、ソウル市内の自宅で死亡した状態で発見されたことが分かった。韓国の警察当局が自殺の可能性も含めて詳しい状況を調べている。28歳だった。
ク・ハラは、今年5月にも自殺を図り、自宅で意識を失っている状態で発見された。その後、6月に芸能事務所「プロダクション尾木」に所属し、日本でソロ活動をスタート。「今は早く皆さんの前で良いパフォーマンスをしたいという気持ちです」と前向きなコメントを寄せていた。9月には日本ソロデビューシングルを発表。今月14~19日は日本ツアーを行った。
ク・ハラは死亡前日の23日に公式インスタグラムを更新。ベッドに横たわる写真とともに、韓国語で「おやすみなさい」とつづっていた。
10月14日、韓国の女性アイドルグループ「f(x)」の元メンバー・ソルリが自殺した際にク・ハラは、インスタライブで「あなたの分まで頑張って生きる」と涙ながらに語っていた。
韓国芸能界で相次ぐ若きタレントの死。そこにはどのような“病理”が潜んでいるのだろうか。ク・ハラが5月に自殺未遂した当時の記事を再公開する。(2019/6/7公開)
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5月26日、アイドルグループ「KARA」の元メンバー、ク・ハラが意識不明の状態でソウル市内の自宅で発見された。その前日、自身のインスタグラムにはこんな文字が書き込まれていた。
「大変なのに大変じゃないふり、つらいのにつらくないふり。そうやって生きて来たら、表面は大丈夫そうに見えるのに、中はぼろぼろに壊れている」(ク・ハラのインスタグラムより、現在は削除されている)
この書き込みを見たファンの間では、不穏な憶測が飛んだという。昨年からク・ハラにはさまざまなことがふりかかっていた。