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「気づいたら1日何時間も自分の動画がないか探してしまう」

 Aさんは自身の動画を「TikTok」でも見つけてしまい、現在は大学に通えていない状況だという。動画の存在を知らないバイト先の仲間とだけは安心して付き合えるというが「いつかバレてしまうのではないか」という不安が消えることはない。

「一度SNSから離れるために全てのアカウントを消したのですが、気づいたらダウンロードして1日何時間も自分の動画がないか探してしまいます。『選手権』に似たアカウントは増え続けていますし、私の写真をトップ画像にしているアカウントもいて……。まだ親や警察には相談していません。どうせネット上に残る私の裸の動画は警察でも消せないし、それと永遠に付き合っていかなければならないと考えると気が重くて仕方ないです」(同前)

動画同士での「交換」を交渉するアカウントも

 動画を撮影させないための自衛が重要なのは前提として、何かが一度流出してしまったらその負の遺産と一生つきあっていかなければいけない現状はあまりにも息苦しい。