山本由伸にそっくり！　鮮烈デビューの楽天・内星龍20歳が語った冷静と情熱

由伸さんのフォームを真似てから肩の痛みがなくなった

――3回パーフェクトの手ごたえは？

「初めて対戦するバッターが多かったので、僕のデータや情報もない中だったから真っすぐで空振りは取れましたが、練習でやってきたことが完璧に出来た訳ではないので、もっと練習していかないとこれを続けていくことは出来ないなと感じました。それでも、最初にしてはいい結果が出たので、やってきたことが少し報われたかなと思いました」

　そして、今一番聞きたかったことを聞いてみる。

――山本由伸選手のフォームにそっくりだとSNSで話題になっています。

「実は高校生の頃に肩の怪我をして投げられない時期があって...。その時にYouTubeで山本由伸さんのピッチングを見て、これを真似してみようかなと。そうすると肩も痛くなくて、球速も上がって。最初は見よう見真似だったんですが、トレーニング方法も知りたいなと思っていろいろ調べたりして。由伸さんが通っていた整骨院も調べて行きました。由伸さんと同じ担当の先生に出会えていろいろ話を聞きました。その出会いは本当に大きかったですね」

　フォームがそっくりだったのには理由があったのだ。そしてその熱意も通じたのか、由伸投手とも対面が叶ったそうだ。

――将来的にどんなピッチャーになりたい？

「そんな簡単な世界じゃないというのは感じているので、今は目の前の1試合1試合に集中してやっていこうと思っています。もっともっと投げて、チームに貢献して、優勝に貢献出来るような、チームを背負えるようなピッチャーになりたいです」

　野球への情熱と、自分を俯瞰して見られる冷静さを感じた。憧れの由伸さんと投げ合える日も、そう遠くはないかも知れない。

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